こんにちは魁人です。
最近、日本の研修生帰りのベトナム人が増えてきて、5-6年前に比べると日本語人材を見つけやすくなったように思います。
しかし、ベトナムへの日系企業進出も相変わらず増えているので、その分日本語人材の需要も多いですね。
だから、日本語の通訳を出来るベトナム人は、それなりに給料が高くなります。
高給取りの通訳に期待するのは、しっかりとした日本語の通訳はもちろんのこと、マネジメントや営業など通訳以外の仕事を任せることになるはずです。
そう考えると、日本語レベルはもちろんのこと、仕事がしっかりできるスタッフを採用したいですよね!
さて、使える日本語通訳ってどうやって見分けたらいでしょうか。
使えるベトナム人日本語通訳の見分け方!!
そんなものはありません!!
1~2回の面接でそんなものは見分けることはできません。
まぁ、明らかに「こいつダメだな・・・」っていうのはすぐわかりますが。
日本人のスタッフだって、基本は同じです。
いきなりの即戦力は期待せずに、育てるつもりで採用をしましょう。
悪い言い方ですが、「使える。使えない」は試用期間中に判断するしかないです。
ベトナム人は、日本人のように謙虚でないので、
面接のときには「あれもできる。これもできる。」といいますが、実際にやらせてみたら対して出来ない、
なんてのはよくあることです。
うちの会社の例を出すと、良さそうな人材がいたらとにかく入社してもらう、そして試用期間(3ヶ月)の間に判断するようにしています。
まぁ、入社1日で逃げ出す人もいれば、3ヶ月経って辞めてもらう人もいます。
こんな通訳はダメだ
仕事をしていれば感覚的にわかると思うのですが、僕の経験でダメな通訳を紹介しておきます。試用期間にこんな態度が見られたら本採用について再度検討してみてください。
1)プライドが高くて偉そうな通訳
通訳に一番ありがちなパターン。
日本人上司の代わりに通訳をするので、自分も偉くなったような気分で、上から目線で通訳します。
これは最悪で、他のスタッフから反感をかいまくります。
日本人以外との人間関係をうまく作れない通訳はダメです。
他のスタッフが通訳に反感を持つようになると、何かとトラブルが起きやすくなります。
マネージャークラスで能力のある通訳なら別ですが、単なる通訳にエバラせておくとろくなことになりません。
2)異訳する通訳
異訳する通訳は2パターンに別れます。
日本語を正確に理解していない通訳
通訳をしながら自分の考えをプラスする通訳
前者はそもそも話にならない通訳。
後者は仕事ができるタイプの通訳です。一見安心して通訳を任せられるのですが、時々自分の意見を入れるので話が逸れることがあります。
僕が通訳として使うならどちらも嫌ですね。
3)向上心のない通訳
いつまで経っても日本語が上達しない通訳がいます。
方や、仕事をするうちにみるみる日本語が上達する通訳もいます。
最初は日本語が上手くなくても、向上心のある通訳を雇った方が会社への貢献度は期待できます。
また、向上心のある人には、日本語の能力だけでなくて、日本のマナーや管理者研修などを受けさせれば、将来の幹部候補になります。
日本語人材が無料でうけられる研修もあるので利用してみるとよいでしょう。
日本語通訳に振り回されない方法
最後に、日本語通訳に騙されない方法を紹介しておきます。ここまで読んで、賢い読者の方ならもうおわかりでしょう。
日本語通訳に振り回されない方法は、
「あなたがベトナム語を話せるようになること」
もうこれしかないですね。
うちの会社の場合、僕以外ベトナム語を話せる日本人スタッフはいません。
だから、彼らが通訳を使って話しているのを横で聞いていると、こんなことが多い。
異訳している。
会話を正しく全部伝えていない。
僕が近くに入ればツッコみますが、見えないところは通訳のせいで度々トラブルが起きています。
このトラブルが嫌ならベトナム語を話せるようになるしかないです。
大事な場面では、通訳を間違えると後々大きな問題になることがあります。
あなたがベトナムで働いているなら、少しずつベトナム語の勉強をはじめてみてはいかがでしょうか?