ベトナム人が真面目で優秀である・・・という迷信

ベトナムを紹介する記事や雑誌で、
ベトナム人は、真面目で優秀である。
ベトナム人は、日本人に好意がある。

とか書いてあるのをよく見かけます。
実際のところ本当にそうでしょうか?
そんな記事を読んでそう思い込んで、痛い目にあった日本人がベトナム人はたくさんいるのではないでしょうか。

だれかが、ベトナム人は清潔好きだと書いていました。
まったく共感できません。

日本的基準から考えれば、ベトナム人に労働してもらった場合、以下のような対応になります。
無教育の場合は日本の基準以下の作業をします。
逆に厳しく教えると、基準以上の作業をします。

グレーゾーンを判別するのが非常に難しいのです。
その場合は、日本人に判断が委ねられます。
かれらは責任をとりたくないからです。

正直なところ、管理職についている人間でも、本当に優秀といえる人は数少ないです。
責任感があり頑張る人間はたくさんいます。
それを優秀というのはまた違うと思います。
単に労働力としてみるのであればそれもいいかもしれません。
サッカーでいえば、がむしゃらに球をおっかける人たちです。
自分でドリブルしてシュートしたいのです。
でも、そんな人たちばかりのチームは、
司令塔がいてパスワークのうまいチームに翻弄されて体力を奪われてしまいます。
体力がきれたら、その後はやられたい放題です。

だから、教育が必要なのです。
教育というのは単に勉強だけではありません。
司令塔になれる人材を作りだす教育です。
サッカーの司令塔は、頭がいいだけではなれません、
技術がなければフィールドに立てませんから。
ベトナムには、フォワードになれる人材はたくさんいますが、
司令塔になれる人材というのがまだまだ少ないです。

もう一つ残念なのが、せっかく向上心を持っていても自分のことにしか目がいかないことです。
例えば、うちの会社には就業後日本語や英語を習っているスタッフがたくさんいます。
でも、それは会社のためというよりも、自分の人生のためです。
それについては好感をおぼえますが、会社のために技術を身につけたいといことではないのです。
工場で働いているのに、5SやISOの勉強をしたいという人がいないのが残念です。

でもそれはいまの日本人でも同じかもしれませんね。
社会人になってから、勉強しなくて済んでよかった。
と思っている人がたくさんいますが、社会人になってこそ本当に必要な勉強がわかり、
身になる勉強に一生懸命になれるのではないでしょうか。

ちなみにベトナム人は反日ではないですが、親日と言い切れるほどではない気がします。
そもそも多くのベトナム人は、日本についてあまり良く知りません。
小学校でわざわざ「日本はベトナムに対するODAが一番多い国」だなんて教えていません。
ホーチミンにある国際空港が日本のODAでほとんど作られたなんてことはみんな知りません。
「日本はこれだけやってあげたんだから、親日だろ?」って思っているだけではないでしょうか。
そもそも、外国に行く機会のない工場の工員なんて、国際空港自体に縁がないですからね。

とにかく、ベトナム人が真面目で優秀で親日とか思い込むのは勝手ですが、
あまりいいことはないと思います。
お互いの価値観を理解して、話し合って進めていかないと、
気づいたら裸の王様になっていることもあります。

ただし、頭は硬いですが、向上心がある人間もたくさんいます。
しっかりした教育と話し合いをこころがければ、優秀な人材が育つ土壌はあると思います。

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コメント

  1. 全くもってその通りですね。

  2. OGUSATO様

    コメントありがとうございます。
    普段ベトナム人と接していても、親日と感じることが少ないので書いた記事です。
    共感していただいて嬉しいです。

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