「ベトナムは地震がない」は迷信 海外在住だからこそ いざというときに備えておこう!!

先日起きた熊本の地震で日本は大変なことになっていますね。

ベトナムに住む日本人の皆さん
「ベトナムは地震がないから安心♪」なんて気を抜いていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
実は、僕もさっきまでそんな日本人の一人でした。

しかし、よくよく調べてみると「ベトナムは地震がない」わけでは無いようです。
日本に比べて地震が少ない、ということだけです。

まずは、ハノイで建築家をされている丹羽さんのブログ「ベトナム・建築家日記」から

【建築】ベトナムは本当に地震国なのか?

ベトナム国内ではハノイより西側の山岳地帯に大きいM6クラスの地震が集中しているようです。とくにDen Bien省は結構大きい地震が集まっているようですので注意が必要そうです。地震の深度も10km~20kmと浅いものが多い。故郷の石川県で2007年におきた能登半島地震のマグニチュードが6.9だそうですから、同じ規模のものが31年前にDien Bien省でおきていることになります。ハノイ市周辺でもM4クラスは頻繁に起きているようです。

また他のエリアも調べてみたところ、中部のフエ・ダナン・ホイアン周辺は小さい地震がちらほら。ホーチミン市は沖のほうで小さな地震がおきていました

ということで、ハノイではM6クラスの地震が過去に起こっているようです。
ですので、「ベトナムは地震がない」わけではないのです。
この方、2010年からハノイに住まれて2度小規模の地震を体験されたことがあるそうです。
丹羽さんは建築家なので、この記事ではベトナム建築の耐震性についても触れています。

さてもう一つ、こちらの記事の方が具体的に地震の事例が出ております。
これを読むとなぜみんな「ベトナムは地震がない」」と言い切っているのか不思議になります。

越北部は地震、中部は津波注意:国連グループの報告書[社会]

首都ハノイなどを抱えるベトナム北部は大規模地震の震源は抱えていないものの、北部山岳部は、プレート境界に近く警戒が必要だ。マグニチュード4程度ながらも、海岸部のハイフォン市を震源とする弱い地震もこれまで発生している。

北部ではホン川(紅河)、マ川、ライチャウ省~ディエンビエン省地域などで複数の断層が確認されている。これらの断層は総延長が数百キロに及び、平均変位速度(断層を形成する地形や地層の形成時から現在までの平均的な変位量)は年間0.5~2ミリ。この長さの断層セグメントでは、マグニチュード5.7~7.0の地震が起こる可能性があるとみられている。

実際に、1900~95年にかけて、マグニチュード5.6~6.0で震度7の地震が2回、マグニチュード5.1~5.5で震度7の地震が13回、マグニチュード4.6~5.0で震度6~7の地震が100回以上発生している。この期間で最も強い地震は、1935年11月に北部ディエンビエン省ディエンビエンフー市で、1983年6月に同省トゥアンザオ郡で起きたもので、マグニチュード6.7~6.8が記録された。

北部では、ここ100年に震度7の地震が何回も起きています。
ベトナムは地震国と言っても過言ではないような気がしてきました。

さらに、ベトジョーでも過去に同様の記事がありました。

もしもハノイで地震が起こったら

 文献上に記載のある最も古い地震の記録は1277年で、北西部地方で震度7(ベトナム式=M5クラス)の地震が発生したと推定され、その翌年の1278年、そして1285年にはハノイ地方を同程度の地震が襲ったと見られている。

 また、最近では1958年にハノイの西60キロにあるYen Lac(Vinh Phu省=注:現在のVinh Phuc省とPhu Tho省)でM5.3を記録しているほか、同じくハノイから60キロ離れたTan Yen(Bac Giang省)でもM5.6(震源の深さ28km)の地震が発生し、ハノイ市で震度6(ベトナム式)の揺れを観測したほか、北部地方の広い範囲で震度4~5(同)を観測した。

 ベトナム科学技術院所属地球物理院のNguyen Ngoc Thuy準教授によると、ベトナムは世界的に見ると平均的な地震国で、そのほとんどが無感地震ではあるが毎日地震は発生しているという。またベトナムの地震多発地域は北西部地方で毎年M1~2程度の地震が発生しており、ここ5~7年ではM4~5クラスの地震が発生し、平均的には50年間に1回の割合でM6~6.8レベルの地震が発生していることになるという。近年の100年間では計120回の地震が観測されており、うち震度6(ベトナム式)以上が32回、震度7(同)が3回発生している。

もはや、北ベトナムは地震大国と言っては過言ではないですね。

ここまで、ハノイの事例ばかり紹介してきました。
確かにホーチミンは北部に比べて地震が少ないようです。
かといって、ホーチミン在住だからといって安心できません。
ホーチミンには地盤が柔らかいという危うさがあります。

HOTNAMの記事から紹介します。

ベトナムの地震対策――ホーチミン市、M5で深刻な被害

東南アジアの中心に位置するベトナムは構造地質上、比較的安全な位置にある。以前、地震の研究を行っていた学者らは、北部でのみマグニチュード(M)6以上の地震が起きる可能性があり、南部ではM5.5以下しか起こらず、注意するほどではないとしていた。

しかし「この考えは今、改めなければならない。ホーチミン市の軟弱な地盤は、M5程度の地震で深刻な被害となる可能性がある」南部地質図連団のDo Van Linh氏はこう語る。

ホーチミン市でのM5の地震発生についてLinh氏は、基本的に十分あり得るが、いつ起こるかは分からないという。

Cat Nguyen Hung氏が主任を務めるチームの研究によると、現在もSai Gon川断層は年間で最大16mm、最少1.2mm、平均して8.6mm動いており、「断層沿いにM1.2~1.8の地震が起きる兆候があり、Sai Gon川断層は現在も活動している」とこの研究チームは述べている。

ベトナム南部でもM5程度の地震の可能性があり、ホーチミンは地盤が軟弱な分深刻な被害となる可能性があるということです。

本日(2016年4月17日)エクアドルでM7.7の大地震がありました。
日本とは全く別の関係なところでの地震です。
ベトナムで地震が起きないなんて言い切れるわけがないのです。

さて、ベトナムでそんな地震が起きたらどうなるの?
と思って記事を書いてくれた方がいらっしゃいました。

地震のないベトナム。レンガの家で大丈夫?

そんなホーチミンの工事現場を通りかかると必ず山積みにされているのが素焼きのレンガです。赤土色をした中空の直方体で、互いを打ち付けるときんっと甲高い音がします。このレンガを積み、その隙間をセメントで塗り固めることで大抵のベトナムの建築物は建てられているのです。セメントで固めているとはいえ、レンガを積み上げるだけで建てられた建物の強度は大丈夫なんでしょうか。(童話ではレンガの家が一番丈夫とされていますけれど。)なにせ、レンガの一つ一つの強度は決して丈夫とは言えない上に、雨季のこの時期には高く積まれたレンガは雨ざらし状態。レンガ一つ一つの大きさにもバラつきがあるんですから。

レンガ造りの家

ベトナム人の友人にそのことを伝えると「もし地震が来たら、全部ぺしゃんこになるでしょう。でも大丈夫。ベトナムには大きな地震は来ませんよ」と笑い飛ばされました。しかし、地震大国日本から来た身としては、もし万が一地震が起きたらどうするんだ……と不安を覚えます。

この方も友人のベトナム人の方も大きな勘違いをされているのですが、
ベトナムの建物は「レンガ造り」ではなく「鉄筋コンクリート造」です。
レンガは構造体ではなくて、鉄筋コンクリートが構造体です。
レンガは、壁を埋めているだけであって構造体の役割はほぼしていません。

上の画像だと灰色の分が鉄筋コンクリートです。
理論上は、これだけで強度を持たせているはずなのですが、見た感じ柱も梁も細いので、日本の耐震基準に達していないのはわかります。

さらに、工事現場を見かけても、1~2階建ての建物は基礎工事をろくにしていないので、地盤沈下すると簡単に建物が傾きます。
ベトナムの建物の問題点は、基礎工事と鉄筋コンクリートの太さです。
ここだけ見なおしてくれれば、レンガで壁作ろうがガラスをハメようが、地震には耐えられるはずなのです。

ということで、ベトナムでも地震の可能性が見えてまいりました。
ベトナムでの地震に備えて以下の記事をチェックしておきましょう。
「グッドラックパパ式」から

ハノイで地震!非常時のために備えておくこと

1.家庭内で相談しておく。

2.日本大使館へ在留届を出しておく。

3.できるだけ日本人がすんでいるエリアに住む

4.日本大使館へ歩いていってみる。

5.職場から家へ歩いていってみる。

6.2階~5階に住む

7 .ベトナムの人とも近所付き合いはしておく

納得の7箇条ですね。
ベトナムは地震大国です。
海外在住だからこそ、いざというときに備えておきましょう。

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