ベトナムにオバマさん初訪問 ベトナム人の歓迎っぷりがすごい!!

オバマさんがベトナムにいらしているということで、交通規制やらなにやら大変なことになっています。

昨日(2016年5月24日)

オバマさんは越米関係について、
「ベトナムの領土はベトナムの王のもの」というリー(李)朝(1009~1225年)時代の武将リー・トゥオン・キエット(Ly Thuong Kiet)の詩を引用し、「ベトナムは何世紀もの間、他国に支配される運命にあったが、不屈の精神で独立した」
とした上で、
「ベトナムの独立と主権を他国が侵すことはできない」
と述べたそうです。

「良くもヌケヌケとそんなことを言やがる!!このやろう!!
アメリカがベトナムにどんなことをしてきたのか知ってて言っているのか!?」

と思うのは外国人(日本人?)だけで、オバマさんはやけにベトナム人に歓迎されているようです。
このブログでは、さんざんベトナム戦争の悲惨さを紹介してきました。
たとえば、この記事「ベトナム戦争の被害及び犠牲者 まとめ」これを読んで頂ければ、アメリカがベトナムにどれだけ酷いことをしたかすぐ分かって頂けると思います。

ベトナム戦争が約50年前のこととはいえ、いまの60代以上のベトナム人は戦争の悲惨さを十分に覚えているはずです。
それなのに、このオバマさんの歓迎っぷりはいったいなんなのでしょうか?

obama1 obama2

ベトナム人には日本人や韓国人のように過去を引きずらないおおらかさがあるのでしょうか。
それとも、中国が嫌いな分、中国と対抗してくれるアメリカが好きなのでしょうか。

もはや隣人愛としかいいようがありません。

obama3

僕は本当に不思議でした。
ただ、一つだけ思い出したことがありました。

ベトナムは、ベトナム戦争でアメリカに勝っているのです。

ベトナム戦争は、まさに子供対大人の戦いでした。
土足で踏み込んできた泥棒を、ホームアローンのごとく、子供が追い払ったのです。
多くの犠牲の上ですが、事実上ベトナムはアメリカに勝っているのです。

キングダムで信が白老に、
「最後に勝った奴が勝ちだ。」
的なことを言っていますが、まさにそれで。
ベトナムはアメリカに好き放題やられましたが、最終的にはベトナムはアメリカを追い出したのです。

ですので、ベトナム戦争の勝利はベトナム人のアイデンティティの要因にもなっています。
「ベトナムは、フランスにも勝った、アメリカにも勝った。」
そう思い込んでいるベトナム人は多いです。

いくら被害を受けたとはいえ、
「ベトナムはアメリカに勝っているので、アメリカを恨むということがないのだ」
と思うのです。

むしろ近年は、アメリカの映画や音楽はベトナムに浸透しておりますので、アメリカ文化に対しての親近感は非常に高いのです。
まぁ、過去にこだわらず、明るい未来の為に両国が歩み寄るのは良いことだと思います。

最後にオバマさんの足あとをリンクしておきます。
オバマさんは任期があと6ヶ月とうことで、レガシー(遺産)づくりに躍起になっているそうです。
このベトナム訪問も、過去に名を残すためのパフォーマンスとしかいいようがないです。

「米国はベトナムのパートナーに」、米大統領がハノイで演説 (16/05/25)
オバマ米大統領、ハノイでブンチャーに舌鼓―創業20年のローカル店 (16/05/24)
米政府、対越武器禁輸を全面解除―クアン国家主席とオバマ大統領が会談 (16/05/23)

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