エッセンシャル思考のススメ 第1章 エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考

賢く生きるものは、不要なものを排する

からはじまる第一章です。

エッセンシャル思考は簡単に言うと、最初の1行に尽きるのですが、

これを私生活や自分の仕事にどうやって落としこむか、

エッセンシャル思考を身につけると、どういう結果になるのか、

いくつかの事例をもとに説明されています。

より少なく、しかしより良く

前回の記事 では、建築家ミースの「LESS is MORE」を紹介しました。

エッセンシャル思考と億万長者思考

ここでは、デザイン界の巨匠ディーター・ラムスの「Weniger, aber besser」すなわち「より少なく、しかしより良く」という言葉が紹介されています。

この19世紀末から20世紀はじめに起きたモダニズムの概念こそ、虚飾を排するものであり、エッセンシャル思考そのもでした。

デザインの話は置いておいて、この「より少なく、しかしより良く」という考え方を仕事や私生活にもっと活かしましょう。

あなたの1日は、あなたにとって一番大事なことにどれくらいの時間が割かれていますか?

そもそも、あなたにとって一番大事なことはなんでしょうか?

もし、一番大事なことがわからないのであれば、エッセンシャル思考を身につけることはできません。

どうでもいいことばかりに囲まれて、惰性で暮らして行きたいのであれば、それでもいいと思います。

エッセンシャル思考は夢や目標を実現するためのベースの考え方です。

もし、それをお持ちでないのであれば、そもそもエッセンシャル思考を身につける必要はないのです。

あなたがもし、大きな夢をお持ちであるなら、今すぐケータイショップに行ってスマホからガラケに機種変更することをオススメします。

いくらポケモンGOに時間を費やしてもあなたの夢にはたどり着くことはできません。

エッセンシャル思考とはそういう考え方です。

大事なことだけに集中して、大きなパフォーマンスを発揮することを目指します。

非エッセンシャル思考の考え方

みんな・すべて

  • やらなくては
  • どれも大事だ
  • 全部こなす方法は

エッセンシャル思考の考え方

より少なく、しかしより良く

  • これをやろう
  • 大事なことは少ない
  • 何を捨てるべきか

ちなみに、非エッセンシャル思考の方でもエネルギーがある方であれば、

他人以上に多くのことをこなすので、それなりの成功をおさめている方がいます。

しかし、拡大思考のため、段々と仕事が増えてゆき、いつかは行き詰まる時が来ます。

優勝な人ほど成功のパラドックスに陥りやすい

この部分を読んで僕は衝撃をうけました。

まさに自分自身がそうだったからです。

第1段階

目標をしっかり見定め、成功へと一直線に進んでいく。

第2段階

成功した結果、「頼れる人」という評判を得る。「あの人に任せておけば大丈夫」と言われ、どんどん多様な仕事を振られるようになる。

第3段階

やることが増えすぎて、時間とエネルギーがどんどん拡散されていく。疲れるばかりで全てが中途半端になる。

第4段階

本当にやるべきことができなくなる。成功したせいで、自分を成功に導いてくれた方向性を見失ってしまう。

会社に入り、上司に認めてもらいたくて、がんばり結果を出すのはすばらしいことです。

しかし、一度結果を出すと、失敗するまでずーっと結果を出し続けなければなりません。

上司がマネジメント能力の長けた人ならいいですが、だいたいのヘボ上司は部下に仕事をまかせっきりで、問題が起きたら怒鳴りつけるので、悪循環は永遠に続きます。

上司やまわりの人と気まずくなるのも承知で、一度「断ること」を覚えましょう。

いまの50代~60代の方たちは、お客様や上司に対してそもそもそ「断ること」「ノー」言うこと自体タブーとされてきました。

そんな方たちと、一緒に仕事してるとよくわかります。

「断ること」といっても真正面から「ノー」言わなくてもいいのです。

「無言の反応」、「あからさまに嫌な顔をする。」、「前向きな否定」など方法はいろいろとあります。

「わかりました!やります!」と言っていて結局やれないなら、

「えー、一応やってみますが。出来ないと思います。」と言っておいた方が、

結果としてダメだった時は、後者のほうが相手に対しては誠実な解答となります。

うまく行けば、儲けモンです。

実際に、なんでもすぐ「わかりました!」と応える人は、わかっていない場合が多いです。

もしくは、「わかりました!」の連発でキャパオーバーになり、仕事を処理しきれないかどちらか

規律なき拡大は失敗への道

ジム・コリンズは、

「失敗の主な理由は企業が規律なき拡大路線に陥ったことだ」と言っています。

そもそも、人はなぜ方向性を見失うのか

人が方向性を見失うには、いくつか理由があります。

  • 選択肢が多すぎる
  • 他人の意見がうるさすぎる
  • 欲張りの時代

「全部手に入れよう、全部やろう」とするうちに、知らず知らず何かを失っています。

自分のエネルギーをどこに注ぐか決めておかないと、親や上司に自分のやるべきことを決められてしまいます。

自分で選べない人は、他人の言いなりになるしかないのです。

そこで溜まった不満やストレスをゲームやお酒や女遊びに向けて発散させようとしても、

お金と時間があるうちはいいですが、それが尽きた時はストレスを溜め込むばかりという状況に陥ります。

ですから、あなたがあなたにとって一番大事なことを決めるしかないのです。

しかし、生まれて言葉がわかるようになってからというもの、

親や学校、そして会社にやるべきことを決められてきた現代人は、

そもそも取捨選択する能力がほぼゼロに等しくなっています。

第2章では、「選ぶ力を取り戻す」ためにはどうしたらいいかを説明しています。

 

なお、ここの解説は僕の独断と偏見に基づいたものであり、著者の本意とずれている場合もあります。

エッセンシャル思考を正しく知りたい方は、本書をお読みください。

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