ベトナム戦争でアメリカが患ったベトナム症候群とは何か

長年ベトナムを攻め続けたアメリカは、物的被害もありましたが、後々までつづく精神的な病にも悩まされるようになりました。
今回もこの本から抜粋いたします。

第三の症状は、アメリカ人の自信と価値観の喪失である。世界最強の軍事力と経済力。群を抜く科学技術水準。自分たちはフランス人とは違うという楽観。アメリカは全知全能だという神話。民主主義や自由、市場経済などアメリカ的価値観。それを世界に輸出することが正しいとする信念。それらすべてがもろくも崩れ去ったのである。

その背景には、ベトナム戦争と並行して、アメリカ自身が抱える問題が深刻化していったことがある。犯罪の増加、あいつぐ政治的暗殺、麻薬の蔓延、教育の崩壊、人種間の対立激化や暴動、政治家の堕落、治安悪化、経済の不振、生活水準の実質的低下、軍事力の弱体化、世界におげる指導力の低下などである。

そのしわ寄せが低所得層やマイノリティに向かった。全人口の11%でしかない黒人が、入隊者の13%、戦闘部隊要因の20%、戦死者の23%を占めた。同様に人口の7%にすぎないヒスパニックが、戦死者の20%に違した。貧困と差別の底辺であえぐよりベトナムに行くほうがましだともいわれた。しかし戦場でも人種差別はなくならなかった。ペトナム症候群とは、じつは「アメリカ症候群」とでも呼ぶぺきものだった。

人間が考えることについて、「誰が正しい」ということは無いのです。

ただあるのは事実だけです。

たとえキリストの考えが正しかったとしても、それを信仰する信者たちによって悲惨な殺戮は世界中で行われました。
集団的なレベルの「正しいのはわれわれで、彼らはまちがっている」という考え方は、国家間、人種間、民族間、宗教間イデオロギー間の激しい紛争が延々と燃え盛る世界の紛争ちたいに根付いています。

対立するどちらも自分たちの側にだけ真理があると信じていて、どちらも自分たちは犠牲者で相手が悪だと考えています。
相手を人間ではなくて、敵という概念でくくっているので、おとなどころか子供たちにまでありつあらゆる暴力を振るうことができるし、
人間らしい心の痛みも感じないでいられます。

対立を繰り返すことで、攻撃と報復、やられてはやりかえすという悪循環に陥っていきます。
ベトナム戦争ではアメリカが撤退しましたが、手を出したアメリカも相当の精神的被害を被ったというわけです。

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