【ベトナムのお葬式の基礎知識】服装・香典・お葬式場など どうしたらいいか

こんにちは魁人です。
先日、ベトナムの大先輩が亡くなりました。
僕がベトナムに来たときからの付き合いで、一緒に働いたのは半年ほどでしたが、結婚式に来ていただいたり、仕事での取引もあったので月に1度くらいはお会いしている方でした。
享年65歳(ベトナムの数え年で66歳)。お金はないけど、人に好かれる方で、お葬式には日本人はもちろん、たくさんのベトナム人が来ていました。
去年から体調が悪いのは知っていましたが、65歳で亡くなるのは早すぎです。
とてもビックリしました!!
そして、本当に悲しい出来事でした。

僕はまだ30代ですが、ちょっと他人事ではないと思っています。
僕自身、健康体で病気も持っていないですが、普段からバイクや飛行機に乗っているので、万が一ということも、、、
もちろん、考えたくはないですが、家族がいる人はそれも考えていた方がいいですよね。

今年のはじめにも、同僚のご母堂様がベトナムで亡くなりました。
在越日本人が増えているということは、もちろんベトナムで亡くなる日本人も増えているわけです。
僕だって死ぬかもしれないし、将来的には母をベトナムに呼ぼうと思っているので、同僚と同じ状況になることも考えられるわけです。

日本とはまったく違う文化をもったベトナムのお葬式。
自分が当事者にならなくても、参列する側になる可能性は十分にあります。
実は、ベトナムのお葬式情報はほとんど日本語に訳されていないようです。いざとなったとき、どうしたらいいかわからない方も多いはず。

そんな方のために、今回はなるべく分かりやすくまとめたいと思います。

ベトナムの葬式

ベトナムの葬式は、日本のお通夜と葬式が合わせたような行事です。
半日行う場合もあれば、三日三晩行う場合もあります。
特に、自宅で葬式を行う場合は、長期間になるようです。
ベトナムのお葬式。汗だく。白装束。

場所は、自宅、葬式場、お寺のうちのどれかです。
一軒家であれば自宅で葬式を行えるのですが、アパート暮らしの日本人であれば、葬式場かお寺を借りることになります。

直血の遺族は白装束、その他の遺族は白い鉢巻を巻いています。
(鉢巻は葬式をイメージさせるため、ベトナムでは日常的に鉢巻をすることはありません。鉢巻をすると奇異な目でみられるので気をつけて下さい)

今回のお葬式は、5区にある葬式場でしたが、市場みたいな雰囲気でした。

ちなみに、ベトナムの霊柩車はこんな感じで、ド派手です。

土葬と火葬

この動画は、土葬の際に納骨するまでの儀式です。
お墓まで棺桶を親族が運んでいって、埋めるまでの様子がご覧になれます。
見た目も音楽も派手ですね。

最近は、ベトナムでも都心を中心に火葬も増えています。
お墓が無い人もいて、そんな人はお寺にお骨を預かってもらえます。
ベトナムに家族がいない日本人は、火葬までベトナムで行って、その後日本にお骨を持ち帰えることになるようです。

また、ベトナムに家族がいる日本人なら、日本とベトナムにお骨を別けることになります。
ベトナムにお墓を建てるかどうかは遺族の判断次第です。

お葬式に参列する際の服装

上の動画でもわかりますが、日本のように黒装束というわけではありません。
短パン、サンダルの人もいますが、あなたが日本人なら日本人らしい服装で参加したほうが良いです。
黒い上着は着なくて良いですが、
Yシャツ(もしくはポロシャツ)にスラックスと靴(サンダルはやめましょう)
仕事中や仕事帰りで着替える時間が無いなら、会社の制服でも問題ないです。

香典はいくら?

ベトナム人の相場は、20万ドン~50万ドンくらいです。
仲が良ければ、100万ドン包む人もいると思います。

日本人のお葬式なら、最低100万ドンくらい包むべきではないでしょうか。
親族が日本から来ていたりすると、かなり費用がかかっているはずです。

ただ、お葬式は結婚式と違って呼ばれていくものではないです。その人との関係次第で決めれば良いでしょう。

ベトナム式お焼香のあげ方

はじめてのベトナムのお葬式。
日本人で勝手がわからないのが、お焼香のあげ方です。

前の人の見よう見まねでやって下さい。
というしかないです。

ベトナム式お焼香

この動画みて下さい。

ご遺族からお線香をうけとり、お線香を顔の前に持って3回礼拝します。
そして、合掌して最後に1礼。

3礼 1拝

日本人ならこれでOKです。

ベトナム人は、そのあと3回跪拝(土下座?)を行います。
日本人でこれをしたらかなり強者です。

家族がベトナムで亡くなったら

万が一、ご家族や友人・同僚がベトナムで亡くなったら、まずどうしたら良いでしょうか?

まずは、お近くの日本国大使館もしくは日本国領事館へ行って死亡届を出す必要があります。

在ベトナム日本国大使館(ハノイ)

 

ただし、お役所なので平日しか窓口が空いていません。気をつけて下さい。

また、死亡届の提出には病院の死亡証明書が必要となりますが、それの日本語訳及び公証などしなければならないそうです。
要は、死亡証明書を日本語訳して、それをベトナムの公証役場で公証してもらうのです。

すごい手間がかかる作業なのですが、大使館/領事館にてその作業の代行をしてくれるお葬式業者を紹介してくれるそうです。
その葬式業者に頼めば、一括して書類手続きをしてくれるので、かなり負担が軽くなります。
ただし、他の葬式業者と比べると割高になるので、知り合いのベトナム人に頼んで、なるべく安くなるように交渉した方がよいです。

ですから、まずはお近くの大使館もしくは領事館へ行きましょう。また、大使館では日本人の方が対応してくれますが、病院への連絡などはベトナム語が必要になるため、大使館へ行く際はベトナム人の日本語通訳を同伴したようがスムーズに事が運びます。

最後に

大先輩がなくなった時のツイートを残しておきます。

一緒に働いていた頃は鬼の形相だったのですが、最近はすごく穏やかな顔になって、仏様のような顔をしていたんですよ。
お金がないけど、人気者で、しかも苦しまずに逝けたのは、本当にうらやましい最後でした。
惜しむらくは、お子様がまだ成人していないこと。70歳までは生きるとおもっていたのに。
ベトナムの大先輩のご冥福をお祈りします。

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