AIや機械は外国人労働力の代替になれないか?

こんにちは、魁人です。

外国人技能実習生制度について、Twitterでアンケートを取りました。

外国人技能実習生制度は「現代の奴隷制度」だなんて言われたりもしています。以前ちょっと煽り気味な記事を書いたこともあります。


あなたは外国人技能実習生制度についてどのように感じていますか?

僕はこの問題を知りつつも、何もできない自分にモヤモヤしていました。
できることといえば、
「僕のブログを通して、少しでもベトナム人と日本人がわかり合えるようになればいいな」
という脳内お花畑な発想しか持ち合わせていませんでした。

メディアでこの問題を取り上げられる場合、

  1. 半分騙されて日本にやってきて低賃金で働かされるベトナム人(弱者)と外国人をこき使う経営者(悪者)の構図
  2. 犯罪目的・お金稼ぎ目的でやってきて不法滞在する外国人(悪者)と検挙に苦労する入管(正義)の構図

となんとも極端な目線で報道されることが多いわけです。

そこで最近、
「一方の立場だけでこの問題に向き合っては駄目だな。」
と考えるようになりました。

この外国人技能実習生制度にはどんな人が関わっているのか??
まずは、これを整理しないと全体像が見えてないと思うのです。
この記事では、前半は外国人技能実習生制度に関わる人を整理して、後半でAIと機械が外国人の代わりになれないか、考えてみます。

※僕がモヤモヤしている間に、阿佐部伸一というジャーナリストがうまくまとめた記事をYahooにアップしています。僕の記事を読む前にこちらの記事を読んだ方がリアルに現状がわかります。

外国人技能実習生制度を推進する人たち

  • 厚生労働省
  • JITCO
  • 送出機関
  • 監理団体
  • 派遣元企業
  • 受入企業の経営者

外国人技能実習生制度を推進する人に関わる人数自体は少ないですが、大きな力を持っている人達です。
労働人口は、国のGDPに及ぼす影響が大きいです。高齢化社会に突入し労働人口が減少している日本では、外国人が働き手として期待されています。
近年の日本のコンビニは外国人を見かけることが増えました。日本の工場も農業もコンビニも外国人がいないと成り立たないと言われていますね。
で、この外国人技能実習生制度を管理しているのがJITCOと言われる公益団体です。

制度の理屈としては決しておかしくないです。
しかし、実際に起きている問題としては、

・約100万払えば誰でも渡航できる。ザルな制度(偽造書類でまかり通り、フィルターがされていない)
・低賃金で働かせるなどして、労基から監督指導を受けている企業がある。
外国人技能実習生の実習実施者に対する監督指導、送検等の状況

派遣元企業へ侵入したのレポートとして信じられない記事があります。


腕立て伏せの回数で日本へ派遣が決まるとか意味がわかりませんね。
この関係者が外国人技能実習生制度の諸悪と考えられている人たちですね。(←僕の意見じゃないですよ)

ちなみに、日本では人手不足で倒産が過去最多になっているそうです。
人手不足が、外国人を呼び寄せる大きな理由です。


日立が実習生を不当解雇して話題になったのは、記憶に新しいですね。

だけど、一方では
「AIが仕事を奪う」
と煽ったりする社会。誰の発言が正しいのかわからない時代になりました。

外国人技能実習生と日本で直接的に関わる人達

  • 外国人技能実習生
  • 受入企業の社員
  • 入国管理局
  • 警察
  • 実習生支援団体

警察と入管

技能実習生として日本へ来て、犯罪を犯すベトナム人は大きく分けて2種類います。

  1. 最初から、犯罪目的で技能実習生として入国している人
  2. 技能実習生として入国したが、低賃金もしくは日本の働き方に馴染めずに犯罪へ走る人

個人的には、1が多いとは思いたくないですが、結局犯罪をしてしまうということは、もともとモラルが低かったりする人なので、本人に原因がないとは言えないでしょうね。
「ベトナムは日本よりも犯罪者が多い国なんだから、入国させる前にもっと厳しく選別すべきでは?」
というのは僕の前々からの意見です。
せめて、「借金して入国する人は受け入れるなよ」といいたい。

最近は、日本で不法滞在や留学生の労働時間の取締が厳しくなっています。
これは、警察官と入国管理局の仕事ですね。


JITCOが外国人を増やすから犯罪が増える→警察と入管の仕事が増える。

という構図はなんとも滑稽です。

受入企業の社員

それと、あまり表に出てこないですが、外国人受入企業の社員と外国人の関係性っていうのは結構重要です。
わざわざ好き好んで海外に来ている僕でさえ、ベトナム人と仕事をしていると怒りを覚えることがあります。
日本で外国人を受け入れている企業の日本人なら、なおさら外国人との仕事に抵抗を覚える人が多いのではないでしょうか。
実際に、ベトナム人をDisりまくる掲示板も存在しています。
もともと外国人に慣れていない国だった日本で急激に外国人が増えています。
すぐに、うまく共存なんてできるわけがない。
表に出ていない摩擦がたくさん存在していると思います。

一方で、ベトナム人と恋愛に発展する日本人もいます。
当ブログでも恋愛ネタにアクセスが多いのは、どこかで日越カップルが誕生しているのでしょうね。

外国人技能実習生

僕の会社には、技能実習生帰りのスタッフが時々入ってきます。彼らは、日本で特にひどい目にあっていないです。
この制度の闇ばかりが報道されていますが、実際には本来の目的を果たしてベトナムに帰って来る人も多いんですね。
もし、彼らが日本で嫌な目に会っていたら、日本企業で働こうとは思わないはずです。

僕の話ですが、僕はベトナムに来る前は東京で在日韓国人の会社で働いていたんです。
入社前にリサーチが足りなかった僕も悪いですが、まぁ結構ひどい目にあいました。もう二度と韓国人と働きたくないですね。

報道されるのは、ブラック労働のベトナム人や犯罪に走るベトナム人ばかりですが、お金を稼いで、それなりの日本語を身に着けて帰国するベトナム人が多くいるんです。
そのことも忘れてはいけないと思いますね。

だけど、優秀な外国人からしたら日本で働くことはあまり魅力がないんですよ。
日本は賃金でも働き方でも魅力のある国ではなくなってきています。だから、結果的にあまり優秀でない情弱外国人が入って来やすい状況になっています。

技能実習生支援団体

確かに技能実習生制度の悪い部分だけピックして作られた動画です。
しかし、この制度を利用して来日して苦しんでいる人がいることは確かなわけです。
そこで、彼らを支援している団体がいくつか存在しています。
外国人技能実習生にとっての駆け込み寺ですね。
ときには極端すぎる意見のように感じますが、この支援団体のおかげで救われている外国人も多いようです。
ブラック労働させている企業にとっては、目の上のたんこぶと言ってよいでしょうね。

上で紹介した「タイキョの瞬間!密着24時間」に対して下記のように、意見書を提出した弁護士さんもいます。

上記以外の人たち

多くの人たちが、外国人技能実習生とは直接的な利害関係はありません。
アンケートでは2番目と回答してくれた方の多くが当てはまるのではないかと。
僕も含めて、メディアからでしか外国人技能実習生制度の情報を知らない人たちです。
たまたま観た報道やニュースによって、外国人技能実習生制度についての考え方が変わってきます。
まったく興味のない人もいれば、議論されていれば気になり問題意識を持つ人もいます。

アンケートでは2番目の「制度の必要性は認めるが、改善すべき点がある」が一番多い結果となりました。
僕のフォロワーさんだから、2番が多い結果になりましたが、無差別なアンケートをすれば4番目の回答がもっと多くなるのではないかと思っています。

問題意識だけ抱えた僕たちはいったい何をしたらいいんでしょうね?

そもそも、僕たち日本人だって、ブラック企業に入ってしまったら搾取の対象になっているわけで、外国人の心配をしてる余裕はないです。
「彼らも可愛そうだけど、自己責任。わたしたちだって大変なんだ」
っていう貧困者は、若者を中心に日本では増えつつあると思います。

ここまで見てきたように、どの立場に立ってみても、労働力として外国人を呼ぶことに明るい未来が見えない。

AIや機械は外国人の代替になれないか?

AIや機械が仕事を奪うなら、外国人技能実習生制度の廃止してはどうでしょうか?

そもそも、外国人に労働力を頼ろうとするから問題が生まれます。
経済圏を拡大しようとするから、労働人口が必要なわけで、外国人に頼らなくても回るような仕組みにできないか?
ということをもっと考えてはいかがだろうか。
「労働人口が足りない」
と叫ばれる一方で
「AIに仕事が奪われる」
と煽る人もいます。
なんとも矛盾した情報です。
実際にロボットが介護や工場に設置され、コンビニの無人化が進めば、今ほど人手が必要なくなります。
外国人を受け入れて賃金を渡しても、外国人はお金を故国へ送金してしまいます。
日本のお金が減っていく一方です。
だったら、機械へ投資して先進国としての高齢化した新しい国のカタチを実現を目指したらどうでしょうか。

どうして人手不足なのか?
効率化や生産性を見直して、人間がしなくて良い仕事を、機械へ任せる方へシフトしていけないのだろうか。

外国人に来てもらうなら、観光として来てもらった方がいい。
こんな制度は一旦廃止してしまえ。
でなければ、今後さらに日本人と技能実習生の溝は深くなると思う。

だけど、調べてみると、今の段階では
AIや機械にできる仕事=外国人ができる仕事 ではありません。
残念ながら、日本がいまの規模の経済を保とうとするのであれば、外国人の労働力が必要です。
特に、介護や医療、農業、建設と言った現場では人の労働力が欠かせません。
人を減らすことはできても、まったく無くすことはできないのです。

だけれども、外国人労働者を増やすよりも、機械やAIに代替してもらう努力をした方が、結果的には継続的なビジネスモデルを作ることは確かです。
いっときは外国人に頼ったとしても、将来的に機械化へシフトしていくのが正しい目標ではないでしょうか。

関連記事

  1. ベトナム人は親日じゃないよ!「アジノモト!」だよ!

  2. ベトナムローカル食生活がリアルに伝わる! ベトナムの食生活1週間レポー…

  3. 【連載 ベトナム中部の魅力③】 世界遺産 ミーソン聖域の歩き方

  4. 越境ECで「たくさんの笑顔を世界中に!」グローイングワンの理念が熱い!…

  5. 雑貨天国とコロニアル建築天国! 知っておきたいホーチミンを楽しく買い物…

  6. ベトナムに対するイメージワードをひたすら並べてみた

Booking.com

Twitter でフォロー

無料でとどくメルマガ

メルマガ購読・解除
ベトナムのライフスタイル 公式メルマガ


バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ

新着記事

画像一覧

人気ブログランキングへ