ベトナムの結婚式について
ベトナムの結婚式については、過去の記事で触れています。
人気記事ですのでに読んでくれた読者の方もかなりいるはずです。
ベトナムの結婚式にはじめて参加されるという方は、まず上の記事を読んでくださいね。
簡単に説明してしまうと、ベトナムの結婚式は日本の結婚式2次会に近いイメージです。
【デフォルトの式辞】
- 新郎新婦入場
- 乾杯
- シャンパンタワー
- ケーキ入刀
- カラオケ大会
これで約1時間半~2時間
上記にプラスで、ダンス・大道芸・歌手による歌と踊りなど追加されて3時間位になるときがあります。
ちなみに、僕の結婚式はオカマちゃんの歌と踊りで盛り上がり4時間位かかったとおもいます。
こちらも記事にしていますので、参考(何の?)にされてください。
結婚式のご祝儀について
さて、そろそろ本題に入りたいと思います。
ベトナムで働き始めると、会社の社員の結婚式のイベントが年に1~2回発生します。
その他にも、子供の1歳の誕生日やら家を建てたやら、日本では耳にしないイベントが年に数回あります。
その度ごとにいくらか「包む」必要がありますが、いくら「包む」のが妥当なのでしょうか。
まずは、結婚式のご祝儀
結論から申し上げてしまうと、50万ドンもしくは100万ドンが妥当だと思います。
僕は、相手との関係の深さによって使い分けていますが、基本は50万ドンです。
ただし、深い関係の場合は100万ドンです。それと、妻と共通の友人であれば、100万ドンです。
「日本人のクセにケチだね!」
と、言われそう。
そう思う方は、200万ドンでも300万ドンでも包めば良いです。
たくさんもらうと困るご祝儀がある
実は、たくさんご祝儀をもらってしまうと困る場合があります。
ベトナムでは、「貰ったご祝儀と同額を相手の結婚式に包む習慣がある」からです。
たとえば、あなたが独身時代に、会社の社員の結婚式で200万ドン包んだとします。
そして、その1年後あなたがベトナムで結婚した場合、あなたの社員はやはり200万ドン包まなければなりません。
それがベトナムの習慣だからです。
子供の誕生日も新築祝いも同様です。
「もらったものを返す」
なんとも律儀な習慣です。
ですので、相手と自分の関係を踏まえて慎重に額を決めましょう。
もちろん、あなたに既に家族が居て、そんなことはありえない、と思うなら好きなだけの額を包めば良いです。
日本人のご祝儀は合わせたほうが良い
もし、あなたの会社の社員の結婚式に日本人が数人ご招待された場合、日本人同士でご祝儀の金額を相談して決めるのをオススメします。
どうしても、自分だけが関係が深いと思うなら、その気持を上乗せするのは全然OKです。
ちなみに、うちの会社で最近多いのは、社員の身内の不幸です。
会社の幹部の場合はお通夜(葬式?)に参列することもありますが、多くの場合はお金だけ渡すパターンです。
これもやはり日本人同士金額を話し合って渡しています。
相手によりますが、20万ドン~50万ドンが多いです。もちろん、100万ドンの時もありました。
実際ベトナム人はいくらご祝儀を包むのか
僕の結婚式には、約350人の方に出席してもらいました。
そのうち日本人は10人程度で、あとはみんなベトナム人でした。
結婚式が終わったあとに、まず行った作業がご祝儀のチェック。
ノートに、名前とご祝儀の金額を書き出していきました。
350人分なので1時間以上かかったと思います。
このノートは家に保管しており、参列者の結婚式によばれた場合は、そのご祝儀の金額をチェックして同等の金額を用意します。
ベトナム人が実際いくら包むのか、興味ありませんか?
ベトナム人の方からいただいたご祝儀金額のランキングを公開したいと思います。
これはかなり貴重な情報ですよ。
ベトナム人のご祝儀ランキング1(金額の大きい順)
- 1,500,000 vnd
- 1,000,000 vnd
- 800,000 vnd
- 500,000 vnd
- 300,000 vnd
- 200,000 vnd
- 100,000 vnd
ベトナム人のご祝儀ランキング2(数の多い順)
- 300,000 vnd
- 200,000 vnd
- 500,000 vnd
- 1,000,000 vnd
- 800,000 vnd
- 100,000 vnd
- 1,500,000 vnd
ベトナム人の方でも100万ドン以上包んでくれた方が何人かいらっしゃいました。
それで、日本人が50万ドンならケチ、と言われそうですね。
ちなみに、結婚式場のランクによりますが、ローカルの結婚式場であれば、30万ドンもらえば式場の費用はペイできます。
しかし、ホーチミン市内のホテルになると100万ドン以上もらわないとペイできません。
ですので、結婚式にお呼ばれしたら、まずは場所を確認してみましょう。
ホーチミン市内のホテルに呼ばれて50万ドンだと、流石に相手に対して失礼です。
とはいえ、僕はベトナム人同士の結婚式で高級ホテルに招待されたことはありません。
結局は、TPO
時(Time)と場所(Place)と目的(occupation)に合った金額を包むようにしましょう。