ベトナムの郊外に出店した日本料理店が最後に取る手段

こんにちは魁人です。

ベトナムには、徐々に日本の文化が広まっています。
日本のイメージが「アジノモト」から「桜」に変わりつつあるのは良いことです。

ホーチミンやハノイには、何百店舗もの日本食店があり、日本食を食べ慣れたベトナム人も増えてきました。
しかし、「日本食を食べ慣れたベトナム人」はハノイやホーチミンなど都心に住む人ばかりで、ベトナムの郊外へ行くと日本食店などほとんどないんです。
そして、寿司を食べれないベトナム人が少なからずおります。

生魚を食べないベトナム人

valeskagalle / Pixabay

ベトナム人の食の好みは、世代間格差はもちろん地域間格差も大きいです。
田舎に住むベトナム人は日本食を食べたことないので、もちろん生魚というものを食べたことがありません。
ベトナムは衛生上の問題から、火を通さないで生肉を食べる習慣はありません。
ですので、うちの鬼嫁なんかもそうですが、生肉を食べるのに非常に抵抗感をもっている人がいます。

特に、日本料理店の無いような地域で育った人にとっては、生魚を食べるなんてのは衝撃の事実です。
日本料理の代表選手である「寿司」にはまず手をつけられません。

ベトナム郊外で苦戦する日本料理店

日本人にとっては、寿司は日本料理の一部です。
しかし、外国に住むとわかりますが、
外国では「日本料理≒寿司」。

その寿司を食べてくれる人がいなければ日本料理店は成り立ちません。
僕は、ホーチミンから20キロ離れた郊外ビンズンというところに住んでいます。
日系の工場が多くあるので、少しは日本人が住んでいます。
とは言っても、彼らだって毎日日本料理店で食事するわけがないので、何店舗もの日本料理店が日本人相手で、この郊外で共存することはできません。

郊外で生き残るためには、いかに「ローカルの客を掴むか」が重要になります。

桜のように散りゆくイオンの日本料理店

僕の住むマンションの近所には、イオンがあります。
オープン当初は、しゃぶしゃぶ/居酒屋/回転寿司/焼き肉など数店舗の日本料理店が入っていました。

このイオンは2014年にオープンして3年立ちますが、純粋に生き残っている日本料理店は2店舗です。
1店舗は丸亀製麺。もう1店舗は、田所商店【MISOYA】。
2店舗とも麺類のお店ですね。

ただし、丸亀製麺はそこそこお客さん入っていますが、MISOYAは土日の昼間しか客をみかけないため、単体では赤字だと思います。

ベトナム人が迷わず頼むのは鍋しかない

ホーチミンから20キロしか離れていないけど、これだけベトナム郊外では日本料理店の分が悪いんです。
地域間格差がすごいんですよ。

そもそも、田舎のベトナム人は、日本料理がどんなものかもわかっていないので、メニューを見てもオーダーできないんですね。
で、ベトナム人でも知っている日本のメニューで、迷わず頼むとしたらなんでしょう?

実は、「鍋」しかないんです。

ベトナムで「鍋」は、一般的な料理だし、誰もが食べられるハズレのない料理なんです。
だから、ベトナムの郊外の日本料理店は、苦戦すると「鍋料理」を全面的に売り出します。
最初はそれでも客はつきます。

でもね、日本の鍋料理とベトナムの鍋料理では味が違うんです。

ポン酢に付けて食べる鍋料理は彼らの好みの味じゃない。
だから最終的には、わざわざ日本料理店で「鍋」料理を食べる必要ないんです。

客は1度は鍋を食べますが、2度目はありません。
食文化を他国に広めるのってホント難しいですよ。

ベトナムホーチミンは、日本食店が飽和している。
ベトナムの地方では、日本食店を流行らすのは難しい。

ターゲティングをしっかりしないと、日本食というコンテンツだけでベトナムで勝負するのは無謀と言えるでしょう。

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