ベトナム建築探偵 「九つの心得」

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当サイトは、運営者の偏見というフィルターを通して、ベトナムの建築や遺跡を紹介しています。
正直言って、ベトナム建築の学術的な文献やサイトはそれなりに世の中にありまして、筆者もそれを参考にしながら記事を書いています。
しかし学術的な文章というのはどうも面白くないので、「もう少し想像力を働かせた上でわかりやすくベトナム建築を紹介していきたい」というのがこのサイトの趣旨であります。
恐れながら申し上げますが、目指しているのは建築史家であり、建築家である「藤森照信氏」のような建築解説です。
米粒のような筆者の経験や知識で申し上げるのは、本当に恐れ多いのですが・・・。
藤森照信氏の著書が、他の建築史家の文章となにが圧倒的に違うのかというと、想像力を働かせ万人にわかりやすく解説していることです。
太古の話なども、いまの生活感に当てはめてリアルにわかりやすく解説してくれるので、文章を読みながら当時の生活感を思い描くことができます。それが、単に学術的な建築史家の著書との決定的な違いです。藤森照信氏の著書は、一般人にも建築という分野が身近に感じられる文章になっています。
ベトナムの建築を読者にわかりやすく、そして身近に感じられるように、わかりやすくお伝えしていくのが運営者の基本方針です。
そして、ベトナム建築をお伝えしていく上での情報収集がベトナム建築探偵の活動ベースとなります。

2020年4月より、下記「九つの心得」を持ってベトナム建築探偵の活動をはじめました。

ベトナム建築探偵 九つの心得

上で紹介した「藤森照信氏」の活動の完全パクリでありますが、氏の著書「建築探偵入門」に紹介されている「建築探偵九つの心得」を元に、「ベトナム建築探偵九つの心得」を紹介します。

一、探偵は目玉の勝負と心得るべし

ベトナム建築の面白い建物を探るということは、街と目玉の一番勝負である。もしもいい建築を発見できれば、目玉の勝ち。年季の入った探偵は、見知らぬ街にバイクで突入しても街のニオイから、獲物が隠れる方角を確実に当てることができる。こうした嗅覚を鍛えるには、街歩きにつぐ街歩き、観察につぐ観察を繰り返すほかない。ときにはバイクを駐輪場に停めて、街を歩こう。

二、建物は手で見るをもって上とす

良い建築に出会ったからといって、すぐに写真を撮るのは下(げ)。一息ついてゆっくり眺めた後、おもむろに近づいて壁やタイルや柱の石を撫でてみたい。すると相手も喜んでくれて、自分のものになったような気分になる。この前戯の後は、その手にapple pencilを握り、なめまわすようにスケッチしたい。触感やスケッチなど手を使って得た記憶は永持ちする。くれぐれもバイクによるスリ・ひったくりに気をつけて。

三、細部はなめるべし、眺めるべからず

建築には、全体の印象とはまったく別に、ディテールの面白さというものがある。龍の柱があったり、壁に象(ガネーシャ)の彫刻があったり・・・。こうした隠れたディテールの楽しさは、なめるように仔細に観察して初めてしることができる。この味をしめたら、もう立派な探偵である。

四、一軒に一つツィートすべし。

面白い建築を探すと同時に、探した建築をどう味わうかということも勝負の一つ。手と目でなめまわして、何か一つでもこれまで知らなかったことに気づいたり、新しいことを考えたりしたら、目玉の勝ち。何も浮かばなければ負け。しかし、頭に浮かんだことも、ボーッとそのまま漂わせているだけでは、三歩も歩けば忘れてしまう。だからそれをはっきりと言葉に置き換えてしまおう。140字以内でツィートしておけば、忘備録として確認できる。

五、写真は全景を忘れるべからず

新しい建築に出会ったとき、カメラやスマホの電池の残りがほとんどなかったとしたら、そのときはやはり一歩退いて建物の全景を撮るべし。細部の面白さばかりに夢中になっていると、あとで全景を思い出すことができずにあわてる、ということになりかねない。特に集団行動の際は要注意。誰かが撮っているはずという他人頼みは、勝負以前の問題。

六、服装は日本人らしさをもって旨とす

建物に近づいたり離れたり、立ったり座ったりしていると、怪しい人物と思われる傾向がある。できれば外国人とわかる服装をしている方が、「ああ。あなた外国人なのね」と思って理解してくやすい。現地人に見えるといきなりベトナム語で怒られたり、なんてこともあるかもしれない。暑い国とはいえ、安っぽいサンダルを履いていると現地人に見られやすい、調査に出るときはスニーカーを履いてフットワーク軽くゆこう。

七、斜め上を向いて歩くべし

ベトナム市街地に入るときはバイクを置いて歩こう。商店街などを歩くとき、一階はボロっちい小売店、しかし2階は美しい装飾の窓がある。ベトナムに残るフランス建築らしさは、2階以上に見られる。こうした建築を見逃さないためには、斜め上を向いて歩くべし。くれぐれもスリ・ひったくりには気をつけて。

八、門があったら入るべし

民家はともかく、門が開いてる教会や寺院は「入っても良い」という意思表示をしていると考えたい。帰る前には神様にお礼をするのを忘れずに。

九、犬が来ても逃げない

ベトナムの犬は、放し飼いが多いが、犬が人にいきなり襲いかかってくることは少ない。逃げると犬が追いかけて来る可能性があるから、堂々とすれ違おう。

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