日本でいえば十五夜の日にあたる、ベトナムの中秋節、コロナ禍のビンズン省においては例年とは違う中秋の日になりました。
日本の十五夜は、お月見をしながらお団子を食べる日、そんな習慣をする方も少なくなりましたね。
ベトナムの中秋は、お団子の代わりになるのが月餅(Bánh Trung Thu)。お中元代わりに取引先や知人友人に配ったりする習慣があります。
そして、最近では中秋節といえば、子どもたちのイベントになっています。学校ではもちろん、地域でも中秋節のイベントを行ったりします。昨年は筆者が住むマンション内で、マンション主催の中秋のイベントが行われ、イベントの最後には子どもたちに提灯とお菓子が配られました。
残念ながら、今年はマンション内でのイベントは行われませんでしたが、子どもたちにお菓子だけ配られました。
隔離施設・野戦病院で行われた中秋のイベント






市中でのイベントは難しい状況の中、唯一中秋のイベントが行われたのが、新型コロナ感染者向けの隔離施設や野戦病院でした。
9月21日、ビンズン省内では野戦病院などで治療中のおよそ1200人の子供のために、月餅などのプレゼントが配られて、イベントも行われたそうです。
中秋のイベントが行われたこともそうですが、こんなにも多くの子供達が新型コロナに感染している、という事実に驚きました。
ベトナムでは、12歳未満のワクチン接種はもちろんのこと、12歳~18歳のワクチン接種も承認されておりません。
大人たちのワクチン接種は進み、少しずつ規制を緩和して、ニューノーマルに戻る準備をしていますが、子どもたちはどうなるのか心配です。
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