今週のビンズン省 コロナ関連、9月5日更新

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過去30日の新規感染者数 ベトナム全国・ホーチミン市・ビンズン省
過去30日間の新規感染者数 ビンズン省

今週の新型コロナ新規感染者数、ベトナム全国では増加傾向ですが、ビンズン省は減少の傾向が見られます。来週もこの傾向で減り続けるでしょうか。

そもそも新規感染者数は、検査数に比例します。検査する分母が多ければ、発見される感染者数が多いわけです。7月まではベトナム検査数が公表されていなかったのですが、8月に入ってから検査数が発表されていることに最近気づきました。下記のサイト「Báo Sức khỏe & Đời sống」では、毎日新型コロナの新規感染者数など詳しく発表されていますが、その中に検査数も記載されています。

https://suckhoedoisong.vn/

その情報を元に、8月7日から9月4日までの検査数と陽性率を比較したグラフを作成しました。8月25日くらいから急に検査数が増えており、9月2日は100万人近く(96万人以上)も検査を行っています。ここ数日でベトナム全国の新規感染者数の発表が増えているのは検査数の増加によるものということがわかります。

 9月2日には、チン首相から「封鎖を永遠に続けるわけにはいかない」とコメントがありました。すでにタイやマレーシアで規制解除がはじまっているように、ベトナムも規制緩和にむけて舵取りをはじめているようです。 
 しかし、いまのまま解除したらロックダウン前と同じ状況に戻る可能性があります。そこで検査数を増やして感染者を徹底的にあぶり出して、隔離施設に送り込んでしまう、という作戦かと思われます。

 上のグラフを見ていただくとわかりますが、検査数を増やすごと陽性率は下がっています。以前は4%前後だったのが、いまは2%前後まで下がりました。このまま感染者を市中から除いてしまえば、陽性率が下がっていきます。

ちなみに、日本の陽性率は20%前後です。1日の検査回数も10万回を超える程度です。日本は症状があり感染疑いを持たれる人が検査を受けるのに対し、一斉検査が多いベトナムは、明らかに元気な人も検査を受けているため陽性率が低い傾向にあります。

16日からは学校もはじまります。

9月15日まで徹底的に検査で陽性者を市中から排除(言い方悪いですが)し、9月16日以降グリーンゾーンでは少しずつ規制解除していく、そんな見方もできそうですね。

ビンズン省の死亡者数はホーチミン市と比べて少ない

ホーチミン市とビンズン省の感染者数を比較するとホーチミン市が約2倍ですが、死亡者数はホーチミン市が約10倍になっています。

ホーチミン市は人口密度が高く、F0(感染者)の隔離施設が狭く、廊下までびっしりと人々が横たわるような映像を見た方もいるかと思います。震源地であるホーチミン市は隔離施設や野戦病院の準備も後手後手になっていました。

対して、ビンズン省への感染拡大は遅れてやってきたため、学校を利用した隔離施設や野戦病院を準備する時間がありました。また、ビンズン省は人口密度が低く、地域ごとに大規模な施設も用意しやすい環境です。野戦病院を準備することで重症化する前に多くの患者に酸素吸入器で対応することができました。

筆者のベトナム人の知人でも、野戦病院で酸素吸入器によって重症化せず回復した人が何人かいます。残念ながら、酸素吸入器では回復せず亡くなった方もいますが、彼には基礎疾患がありました。

しかし、野戦病院には多くの患者がいるため、施設で働く従事者が不足しているようです。9月4日、食料の配給が遅れたとのことで、食料に群がる人々で大変なことになりました。

ビンズン省でのワクチン接種

残念ながら、ビンズン省のワクチン接種はホーチミン市と比べて遅れています。工業団地内で泊込み生産をしている工場などでは摂取できているようですが、家に戻ってしまうと自治体によってバラバラです。それでも18歳以上で一回目のワクチン接種できた人が63%以上います。
 筆者の妻はようやくワクチン接種の用紙を手に入れました。ところが、朝7時にワクチン接種会場へ行き行列に並んでも、午後まで順番が回ってきませんでした。しかも、午後はシノファームしか無いとのことで、結局妻はワクチン接種せず帰ってきました。

外国人は比較的優先的にワクチン接種を受けられているようです。筆者の住むアパートでは、外国人は一回目のワクチン接種を受けることができました。

9月4日(土)

9月3日(金)

9月2日(木)

9月1日(水)

8月31日(火)

8月30日(月)

8月29日(日)

編集後記

ワールドカップ最終予選が始まりましたね。
残念ながら、初戦は日本もベトナムも敗れてしまいました。毎回思うのですが、応援できる国が2つあるってなんかお得ですよね。第二戦以降、日本もベトナムも活躍期待したいです。

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