ドンズオン遺跡 クアンナム遺跡群 【Tháp Đồng Dương】

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概要

様式:ドンズオン様式
建設年代:9世紀

現在は、碑文庫の開口部が補強されて遺されているのみのドンズオン遺跡です。
しかし、かつては、ボロブドゥール遺跡にも引けを取らないほどの大乗仏教寺院があったと言われます。
その規模は、東西に1.3kmもの敷地に建てられていました。
本当に残念なことに、長い戦禍の中で寺院のほぼ全体が破壊されてしまい、今ではその跡形がほとんど遺されていません。
東南アジア最大級の仏教寺院があったとはとても想像できない状態です。

ドンズオンだけがチャンパ遺跡唯一の大乗仏教寺院とも言われます。当時は、東南アジア島嶼部において大乗仏教が流行していました。
残された碑文には、インドラヴァルマンⅡ世が仏陀のために建設したと書かれており、内部には仏陀の座像が祀られていました。この座像はダナンのチャム彫刻博物館で見ることができます。像そのものも、どことなく中国的な雰囲気を持っているそうです。
ほとんどの遺跡が遺されていないのは、宗教的な理由もあるかもしれません。
チャンパにおいて仏教の興隆はこの時期のみに限定されています。時代が変わり、多数派のヒンドゥー教徒によって仏像・寺院を破壊されたという説もあります。

どちらにせよ、すでに東南アジア最大級と言われた仏教寺院は跡形もなく、門のようにそびえるレンガ積みの遺構が鉄の補強に支えられて頼りなく建っているという遺跡になってしまいました。

ドンズオン遺跡写真提供ご協力のお願い

こんな方にオススメ

☑チャンパ王国の研究をしている方
☑東南アジア建築の研究をしている方
☑どんな遺跡でも良いから行って見たい方
☑とにかく行ってみたい方

アクセス


アクセス難易度:難しい

ホイアンから40キロほど南にありますが、ツアーなどで行ける場所でないので、自分で車を手配する必要であります。
樹林の中にある遺跡のため公道から見つけることは出来ません。

動画で観る ドンズオン遺跡

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