「AIで仕事が奪われる」と「外国人労働者受入 骨太方針」の矛盾

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ベトナムのフック首相が訪日するにあたって、下記のようなコメントを発表した。

国交樹立から今年で45年を迎えた日越関係に関しては、「人的交流は『友好の懸け橋』で、重要な基盤」と指摘した。結び付きの深化を図る一方で、日本でベトナム人留学生や技能実習生による犯罪が最近増えている事情も念頭に、良好な2国間関係を損なわないよう注意を払わざるを得ないとの認識を示唆した。
引用:南シナ海、日本の役割期待=人的交流「友好の懸け橋」-ベトナム首相

あなたは、このコメントを読んでどのように感じますか?
僕は、
「どうしてベトナム人の犯罪に言及してるのに、ベトナム人が犯罪に走る原因に言及しないのか?」
と思った。
ただ、ベトナム人の犯罪に言及したということは、その原因ついてフック首相は認識しているはず。

 

人手不足の日本は、ベトナムから技能実習生の受け入れ基準を緩くしている。
一方で、技能実習生への賃金未払いなど、労基から監督指導も増えている。

https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11202000-Roudoukijunkyoku-Kantokuka/besshi.pdf

 

実習生は約100万円の借金をして日本へやってくる。
しかし、日本へ渡航する前に聞いていた金額より稼げないベトナム人は、故国への送金に詰まり、犯罪へと走る。
この悪循環が起きている。
もちろん、犯罪や不法滞在は許されるべきではない。
しかし、それをわかっていながら日本は、ベトナムから受け入れを増やしているのだ。

 

自分たちで犯罪者予備軍を作り出して、自分たちで検挙して、傍からみていると意味がわからない。

 

で、僕はずっと永らくモヤモヤしていた。

 

一方で、この外国人技能実習生制度は、闇ばかり注目されているが、もちろんこの制度を利用して本来の目的を果たしているベトナム人も日本人もいることが確かだ。

 

メディアの情報を観ていると、どちらかの立場にたった意見ばかり。
ポジショントークではなく、もっと客観的に、この問題に向き合えないのか?

と思うようになったのが最近。

だから、アンケートをとった。

この結果をもとに、フラットな立場の記事を書きたいが、なかなか筆が進まない。考えれば考える程重い問題だ

 

「AIで仕事が奪われる」と「外国人労働者受入 骨太方針」の矛盾

 

「AIやロボットが人の仕事を奪う」

と煽っている割には、日本では外国人労働者を増やそうとする動きがある。

 

先日、NHKのマネーワールドを観た方もいると思う。

perry-r.hatenablog.com

番組では、AIに仕事を奪われることを懸念して、貯金した300万円を切り崩して資格試験を目指す女性が出てきた。

2030年には、日本では50%ほどがロボットやAIに仕事が置き換わる、と曰う方も出てくる。

 

一方で、日本は外国人労働者を増やそうとしている。
新たな外国人材受入れ制度の検討経緯及び概要

 

マネーワールドに出てきた大学教授が

「介護など人と関わる仕事は、ロボットでの代替は難しい」

と話していた。

確かに、ベトナム人材などを介護へ投入しようと動きはある。

 

人と直接関わる仕事は人間でもできないかもしれないが、介護施設などでの移動は、落合陽一が提案しているような制御された車椅子が役に立つ。

そもそも、人との関わりを求めるなら、なおさら外国人じゃなくて日本人の方が良いだろう。

 

最低賃金は法律で決まっているから、日本で外国人を雇っても、少なく見積もっても年間200万くらいの費用がかかる。
だったら、それをロボットやAIに投資した方が、中〜長期的にみて費用対効果が高いのは言うまでもない。

 

日本は、ロボット大国へシフトチェンジする中で、一時的に外国人を受け入れるつもりなのかもしれない。

 

ただ、一つ言えることは、

「低賃金に頼ったビジネスモデルは継続可能ではない」

いままでのやり方を捨てて、新しい時代へ対応できるか?

それが企業の分かれ道となると思う。

 

www.vietstar.asia

 

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