さて、突然ですがクイズです!!
下の3枚の画像を見てください。
どれか1枚だけ、本物の木があります。
あとの2枚の写真は砂とセメントで出来た偽物です。
どれも本物のの木にしか見えませんよね~
でも、特徴があるから簡単かもしれませんね。
僕も、近くに寄ってよく見るまでは、
どれも本物の木だと思っていました。
ヒント1 ①番のアップ画像
ヒント2 ③番のアップ画像
もうおわかりかと思います。
本物の木は③番です。
あとは、左官技術で作った
砂とセメント製の偽物の木です。
なんで、わざわざ木を使わず、左官で偽物の木を作るのでしょうか。
ベトナムは、木がたくさんあるイメージがあるのですが、意外と太くて大きい木は少ないようです。
ベトナムの平地に植林されている木は、ゴムの木です。
日本の山は、杉か檜ですが、ベトナムはゴムの木です。
ゴムの木は、杉や檜のように太くて大きくは育ちません。
しかも、ゴムの木は、ゴムの樹脂を取られたあとの使いみちは家具です。
うちの工場では、大量のゴムの木が製材されて入荷されます。
ベトナムのお寺も、木造に見えますが、鉄筋コンクリートの柱を木に見せているものばかりです。
木造に見えますが、触るとコンクリートということがわかります。
ベトナムの田舎に行くと、木造のぼろっちい家が点在しているので、ベトナムの在来工法は木造というのは確かです。
しかし、フランス植民地時代に鉄筋コンクリートの技術が伝えられ、現在のベトナムの家は鉄筋コンクリートレンガ積み構造です。
ベトナムの左官技術は日本より優れているところもあり、例えば、ドーム型やアーチ型の天井なんかも、レンガを積んで作っちゃいます。
ベトナムはもともと木の文化なのに、フランス植民地時代に組積文化に変化して、
その上、今のベトナムは現代建築に使えるような木もあまり取れないから、砂とセメントで木を作るようになったんでしょうか。
それと、人件費が安いのもあり、木を買ってくるよりも、砂とセメントで作った方が安いのかもしれません。
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